2018年4月19日木曜日

ミッション組み付けます!!


今日はミッションのオーバーホールの続きです。

昨日の動画にあった圧入のはずが手で外れるベアリング
ケースのサイズをゲージで測り楕円に摩耗してないか
チェックしてベアリングのサイズを変えて入れ直します。
作業的には同じ様な事の繰り返しです。

ミッションのオーバーホールは
シャフトのチェックからスタートします。

ミッションにシャフトは2本ありますので
2本共、摩耗と振れをチェックします。
限度はありますが、シャフトの摩耗は修正は可能ですので
ご相談の上、交換か修正か希望される方で作業します。

基本的に、このシャフトに合わせて各部品を調整して行くので
仮にシャフトに問題があって交換となれば
新しいシャフトに合わせて部品を調整します。

チェックが終わったら細かい部品の調整に入ります。

 ブッシュを抜いて
ケース側のサイズを測って
合うサイズのブッシュを用意
ブッシュをプレスで圧入します。

ミッションやエンジンの摩耗する部分には
ブッシュやベアリングが入っていますので
ケース自体は修理できない場所のクラックなど
余程の事が無い限り
何度もオーバーホールが可能です。

同様にギアのブッシュも交換します。
ブッシュは手前の金色の筒です。(真鍮製)
プレスで抜きますが、この時にべースに
ダメージが入らない様に注意して交換します
ブッシュを入れ替えたら【リーマー】で
適度なクリアランスになる様に
削って調整します。
リーマーは左の画像の棒状の工具です。

この作業を繰り返して組み付ける準備をします。
このリーマーを使った作業は、シャフトなどを両端で支える所では
【ラインリーマー】と言って「穴の径」と取り付けるシャフトの「センター」
同時に出す工具を使います。

締めつけはトルクレンチを使い期定トルクで締めます。
事実、手の感覚で大丈夫な方もいらっしゃいます。
なんだか匠感があってカッコイイ気もしますが

当店では不安の解消の為、確実なトルクレンチを
最大限活用してます。

ギアの動き、遊びなどをチェックしながら
組み付けていきます。
場所によって回転方向の遊び軸方向の遊びなど
100分の1mm単位で見ます。
 軸方向はシムの厚さを変えて調整します。
 

 ガタがあったキックのブッシュも
抜いて・入れて
調整

ガタがあったシフターも同じくです。

当店で行うミッションの【オーバーホール】
特に希望が無い限り、ミッションケースに付く部品は
すべてチェック調整します。

ミッションはガタが多少大きくても普通にギアチェンジや
走行が出来てしまうのですが
ブッシュやクリアランの調整をしっかりすれば
気持ちいいシフトフィーリングになりますよ。
(あくまで個人的な感想です。)

2日にわたるミッションのオーバーホールでした。
ありがとうございました。


イベント予定

【ツーリング】

日時:4月21日(土),22日(日)
目的地:ふもとっぱらキャンプ場
集合場所・時間
石川PA 8時30分
or
談合坂SA 9時30分
ハイエースに荷物を積みたい方は前日までにお持ちください。
当日までもってこれない方は事前にご連絡ください。


【レース参戦予定】

8月19日(日)VDA
8月に富士で開催されるアメフェスで行われる
ドラッグレースに参戦予定です。
間に合えば・・・


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