今日はエンジンのオーバーホールのお話
オーバーホールは部品をすべて分解して
洗浄や調整、交換を行う作業です。
ただしオーバーホールは明確に作業内容が
定められていないのでお店によって内容が様々です。
私たちは輸入新規の車両はオーバーホールを
含めた車両価格になっていますので
簡単に済ましていると思われそうですが
そうではないですよ!!という話です。
細かく話すとすごい量になるので今日はざっくり行きましょう。
また機会があれば細かく説明します。
分解前にエンジンをかけて異音のチェックなどをして分解作業に入ります。
部品の点検の際に分解前の状態を参考に進めた方があとあと進めやすいです。
この測定をしっかり行って最終的にそのまま組み付けるか
調整するか交換するかを決めて行きます。
画像手前の丸いゲージが測定機です
そしてまた測定
そしてまたまた測定
これは中央下の半月状の測定器です。
測定器も色々ありますね。
またまたまた測定
部品の数だけ測定個所があると言っても過言ではありません
はい、また測定・・・
まだまだあるのですが、もうそろそろ飽きられそうなので
次に行きましょうか
とにかく測定をしっかり行っている事が
分かってもらえば幸いです。
測定結果をもとに必要であれば部品の交換、それと同時に
クリアランス(部品と部品の隙間)を削って調整したりします。
上の画像はベアリングが入る丸い穴を削って調節しています。
出来たら規定トルクで組み付けていきます。
基本的にゆるくてもダメですし、しめすぎもダメです。
部品によってはオイルを塗って組み付けて行きます。手で問題が無いかチェックをしながらを組み付けます。
オイルは初めエンジンをかけてオイルが回るまでの対策です。
組み付け後に部品と部品をなじます為にナラシを行いますが
なじむまでは鉄粉が出やすいので
こまめにオイルを交換してエンジンの調子と鉄粉の
チェックをしながら仕上げて行きます。
今回はざっくりと説明しましたが
もっと簡単にオーバーホールを済ましている
所もありますので
どちらかと言うと細かい所までしっかりと
整備している方だと思います。
その分出来るだけ頑張っているつもりですが
ラインナップに載せているオーバーホールセットの
価格が高くはなってしまいます。
もちろん車両だけの価格を設定して別で
オーバーホールを承った場合は
オーバーホールセットの価格より高くなります。
1年もしくは10,000キロの保証もそうですが
ここまですれば問題無く安心して走れると思っているからこそ
付けて車両を販売しております。
ヴィンテージだから飾るのではなくバイクの本来の
楽しさを味わえる車両に仕上げたいと思っています。
・・・長くなってしまいました、ごめんなさい。
こちらの車両もオーバーホールして納車させて頂きます。
是非ご検討ください。
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